メニエール病の4つの治療方法

働き盛りの30代~50代に発症しやすいといわれるメニエール病。代表的な4つの治療方法を解説します。症状の程度や経過によって、最適な治療は異なります。

バイオプレート治療
↓この治療に向いている方
●症状が軽~中程度
●経過の長い方
●薬で改善しなかった方

バイオプレート治療

内容 「バイオプレート」という特殊なマウスピースを装着し、下顎のズレを矯正することで、めまいや耳鳴りなどの内耳症状を改善し、完治へ導く療法。
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メリット ・完治率が高い
・症状に対し即効性がある
・副作用がない
・通院回数が少ない
・短期間で完治できる
デメリット ・顎骨が変形している場合はやや即効性に欠ける
・慣れるまで装着時に違和感を生じる場合がある
費用 バイオプレート(専用マウスピース)製作費
通院1回1万5000円
鍼灸治療
↓この治療に向いている方
●症状が軽~中程度
●薬と併用したい方

鍼灸治療

内容 体質改善を目的とし、発作が起きにくい体をつくる。鍼灸による経絡刺激により、体内水分の滞りを改善、自律神経のバランスを整える。
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メリット ・体質のタイプを客観的に把握可能
・体への負担が少ない
・メニエール症状以外の不定愁訴も改善しやすい
・他の療法と併用可能
デメリット ・定期的な通院が必要
・根気よく継続した治療が望ましい
・保険適用範囲外の処置多い
費用 初診料1000円~3000円
施術1回5000円~1万円
投薬治療
↓この治療に向いている方
●症状が軽~中程度
●発症から日が浅い方

薬によるメニエール病治療

内容 最も一般的な治療。発作時は抗ヒスタミン剤・吐き気止め・鎮静剤を投与、発作予防は利尿剤・内耳循環改善剤・自律神経調整剤等を処方。
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メリット ・薬の携帯で安心感が得られる
・家計負担が軽い
・副作用が少ない
・他の療法と併用可能
デメリット ・対症療法のため目覚ましい回復や完治は難しい
・継続的な通院と経過観察が必要
・高齢者への患部薬剤注入法は不適
費用 初診料約1000円
薬代1万円~(1ヶ月分)
ほか診察費、検査費など
手術処置
↓この治療に向いている方
●症状が重度
●他治療で症状改善が見られなかった方

メニエール病の手術

内容 長期間頻繁に発作を繰り返す、重い患者に対する処置。対象は患者全体の1割未満。全身麻酔で行う内リンパ嚢開放や前庭神経切除が代表的。
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メリット ・根本的な治療が可能
・めまい改善効果が高い
・術後効果が早い
デメリット ・費用が高い・手術の難易度が高い
・主にめまい改善なので難聴改善は見込みにくい
・手術により顔面麻痺等のリスクがある
費用 内リンパ嚢開放術6万4500円(3割負担の場合)~
ほか初診料、検査料、診療費、入院費等など

早期発見と適切な処置で完治を目指す

1800年代のフランス人医師・メニエール氏が、めまいが内耳障害にあることを初めて発見して以来、内耳が原因のめまいを「メニエール病」と呼ぶようになりました。

内耳の構造はたいへん複雑です。聴覚に関係する「蝸牛」と、平衡感覚を司る「前庭、半規管」があります。内耳器官のどれか、あるいは全部が何らかの理由で機能不全を起こし、体のバランスを著しく崩して激しいめまいを起こし、聴覚に異常をきたします。

不調を起こす原因は色々ありますから、めまいがあるからと言って、すぐメニエール病と断定することはできませんが、発作が起きた時、すぐにきちんと検査を受けると、病名はほぼ特定できます。

症状と経過にあった治療を選択しましょう

病院での診断後、真っ先に行われるのは薬による治療です。ほとんどの患者さんが、何らかの薬物療法を受けていると思います。

一方、あまり薬に頼りたくないと感じ、めまい治療を得意とする鍼灸院など、東洋医学のクリニックに通う方も少なくないようです。

また、薬物に頼らず、本来備わっている健康体を取り戻したいと思う患者さんの間では、下顎のズレを正してめまい症状を迅速に改善するバイオプレート療法を選択する方が増えつつあるようです。

そして、手術は最後の手段。長年にわたり日常生活が送れないほど重症の患者さんに限って適用される、リスクもある方法です。

メニエール病は難病指定を受けるほど完治が難しい病気だという認識が強く、治療もあせらずに改善していくことを勧められます。ですが、忙しい中で通院を続けることは困難ですし、治るまでにいくらかかるのか、金銭面も心配ですよね。
できるだけ早く、確実に完治できる方法でつらい症状と決別できるよう、本サイトの情報を参考にしていただき、お役立てていただけたらと思います。

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